派遣の契約更新が近づくたびに、「このままでいいのかな」と考え込んでしまう人は少なくありません。


この記事でわかること
- 派遣経験者と相性の良い転職エージェント5社の違い
- 「ゆるく働きたい」を伝えても引かれない伝え方
- 公式データの集計条件まで確認した各社の実績
- 登録前に決めておくべき条件と、失敗しない選び方
登録・相談は無料。複数比較した方が条件の良い求人に当たりやすいです。
※相談だけでもOKです。
派遣から正社員を目指すなら転職エージェントが向いている理由
派遣から正社員を目指すとき、転職エージェントは「求人を探す道具」ではなく「条件を確認する窓口」として使うと効果が出やすくなります。
マイナビ「派遣社員の意識・就労実態調査(2025年版)」では、今後正社員を希望する派遣社員は29.9%でした。前年の26.6%から増えています。理由の上位は賞与(69.9%)、雇用の安定(57.7%)、賃金(48.3%)でした。
つまり多くの人が、仕事内容そのものより待遇と安定を理由に正社員を目指しています。だからこそ、求人票に書かれない待遇の実態を確認できるかどうかが分かれ目になります。
「ゆるい正社員」の条件は求人票に書かれていない
残業の実態や有給の取りやすさは、求人票の文面からはほとんど判断できません。数字が載っていても、平均値と自分の配属先の実態は別物です。
厚生労働省「令和7年就労条件総合調査」によると、労働者1人平均の年次有給休暇取得率は66.9%でした。年間休日総数も116.6日と、いずれも過去最高・最多です。一方で取得率は産業間で大きく開きがあり、最も高い産業と低い産業では24ポイント以上の差があります。
平均値だけでは、自分が入る職場のゆるさは測れません。企業の採用担当者と直接やり取りしているエージェントに、残業時間や休日の運用を確認してもらうのが現実的な方法です。
派遣経験は伝え方しだいで評価が変わる
派遣経験は、書き方によって「腰が据わらない経歴」にも「複数の現場に適応できた経歴」にも見えます。差がつくのは経験そのものより、職務経歴書での整理のしかたです。
エージェントを使えば、職務経歴書の添削から模擬面接まで無料で受けられます。派遣先ごとの業務を棚卸しし、企業が評価しやすい形に並べ直す作業を一緒に進められます。
一人で進めると「比較の軸」を持てない
私が転職活動をしたときは、20社以上に応募し、10社以上の面接を受けました。振り返ると、最初につまずいたのは求人探しではなく「何を基準に選べばいいか分からない」という状態でした。
複数のサービスを使って初めて、求人の質や担当者の提案内容に差があると分かりました。1社だけでは、その差が「普通」なのか「良い」のかを判断できません。
エージェントを使うと変わること
- 求人票に載らない残業・休日の運用を確認してもらえる
- 派遣経験を評価されやすい形に書き換えられる
- 複数社を比べることで、条件の相場感がつかめる
- 自分では言いにくい条件を担当者が企業へ橋渡ししてくれる


【結論】派遣から正社員を目指す人におすすめの転職エージェント5選
迷ったら、第二新卒エージェントneo・就職カレッジ・キャリアスタートの3社を軸に選べば大きく外しません。いずれも20代・未経験層の支援を主軸にしたサービスだからです。「ゆるく安定して働きたい」という希望とも相性が良くなります。
求人の幅を広げたい場合は、ツナグバとUZUZを足す使い方が向いています。それぞれ20代未経験特化、既卒・フリーター支援に強みがあります。
| サービス名 | おすすめ度 | ゆるっと視点の強み | こんな人に |
|---|---|---|---|
| 第二新卒エージェントneo | ★★★★★ | 時間をかけたヒアリングと書類対策。書類選考通過率94.7%(公式メディア) | 書類選考を突破できる自信がない人 |
| 就職カレッジ | ★★★★★ | 無料講座の修了で書類選考なし・最大20社と面接。定着率92.1%(公式) | 正社員未経験で基礎から整えたい人 |
| キャリアスタート | ★★★★★ | マンツーマン模擬面接。内定率86%・定着率92%(公式) | 入社後のミスマッチを避けたい人 |
| ツナグバ | ★★★★☆ | 常時1万社以上の求人。定着率95.2%(公式) | 4社目として求人の幅を広げたい人 |
| UZUZ | ★★★★☆ | 担当者の多くが第二新卒・既卒出身。定着率93.6%(公式) | 既卒・フリーターで不安が大きい人 |
この記事でボタンを3社に絞っている理由
記事内でくり返し出てくる登録ボタンは、派遣経験者との相性を最優先に選んだ主力3社に絞っています。ツナグバ・UZUZは「足す4社目・5社目」という位置づけです。ボタンではなく、下記と各社の紹介欄からリンクしています。
登録・相談はいずれも無料です。1社だけで判断せず、2〜3社を比べたほうが求人と担当者の差が見えやすくなります。
登録・相談は無料。複数比較した方が条件の良い求人に当たりやすいです。
※相談だけでもOKです。
おすすめ転職エージェント5社を徹底比較
ここからは5社それぞれの中身を見ていきます。派遣・未経験からの支援に慣れているかが、失敗しないための最大の判断ポイントです。
第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが運営する20代専門の転職エージェントです。第二新卒・既卒・フリーターの支援に特化しており、累計約8万人が利用しています。
特徴は、1人あたりのカウンセリング時間の長さです。転職理由を言語化したうえで応募書類を企業ごとに調整するため、書類選考通過率94.7%という数字につながっています。
ただし、この94.7%は2023年3月〜2024年2月に面談した利用者を対象とした集計値です。誰でも同じ結果になる保証ではない点は押さえておきましょう。
| 料金形態 | 無料 |
|---|---|
| 対象属性 | 20代・第二新卒・既卒・フリーター |
| 利用実績 | 累計約8万人(公式サイトより) |
| 運営会社 | 株式会社ネオキャリア |
| 公式サイト確認日 | 2026年8月 |
▶関連記事:第二新卒エージェントneoの口コミ評判と登録前の注意点
就職カレッジ(ジェイック)

就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営するフリーター・既卒・第二新卒・正社員未経験者向けの就職支援サービスです。最大の特徴は、書類選考を通さずに面接まで進める仕組みにあります。
ビジネスマナーや自己分析を扱う無料の就職講座を修了すると、最大20社との集団面接会に参加できます。書類で判断されない場を用意している点が、経歴に不安がある人にとっての強みです。
公式サイトが公表する定着率92.1%は、2023年2月〜7月に入社した人の3か月定着率です。集計対象がはっきり示されているため、数字の意味を確認したうえで判断できます。
| 料金形態 | 無料 |
|---|---|
| 対象属性 | フリーター・既卒・第二新卒・正社員未経験者 |
| 利用実績 | 就職支援実績36,289名(2005年5月〜2024年4月の面接会参加人数/公式サイトより) |
| 運営会社 | 株式会社ジェイック |
| 公式サイト確認日 | 2026年8月 |
▶関連記事:就職カレッジの評判・口コミと最短で正社員になる方法
キャリアスタート

キャリアスタートは、第二新卒・既卒・フリーターなど20代の若手支援に特化した転職エージェントです。面接トレーニングを標準の工程に組み込んでいる点が、他社との分かりやすい違いになります。
公式サイト(2026年6月時点)によると、内定率86%・定着率92%、登録者数は累計68,165名です。定着率を公開しているサービスは、入社後まで見ていると判断する材料になります。
| 料金形態 | 無料 |
|---|---|
| 対象属性 | 第二新卒・既卒・フリーター(20代中心) |
| 登録者数 | 累計68,165名(公式サイト2026年6月時点) |
| 運営会社 | キャリアスタート株式会社 |
| 公式サイト確認日 | 2026年7月 |
▶関連記事:キャリアスタートはやばい・しつこい?口コミ評判と退会方法
ツナグバ

ツナグバは、20代・30代の正社員未経験者に特化した転職エージェントです。面談回数を重ねながら、キャリア設計から面接対策まで一貫して支援する形をとっています。
入社半年後の定着率は95.2%(公式サイトより)と公表されています。主力3社と併用する前提で登録すると、求人の重複を避けやすくなります。
| 料金形態 | 無料 |
|---|---|
| 対象属性 | 20代・30代の正社員未経験者 |
| 求人数 | 常時1万社以上(公式サイトより) |
| 運営会社 | 株式会社ツナグバ |
| 公式サイト確認日 | 2026年7月 |
▶関連記事:ツナグバの評判・口コミと20代未経験の転職で使うべき理由
UZUZ(ウズキャリ)

UZUZは、正社員経験が浅い20代に特化した転職エージェントです。1人あたりのサポート時間を長く取り、入社後の定着を重視した基準で求人を選別しています。
その結果として、定着率93.6%(公式サイトより)を公表しています。IT系求人の比重が高いため、業界を絞らず探したい人は主力3社と併用しましょう。
| 料金形態 | 無料 |
|---|---|
| 対象属性 | 第二新卒・既卒・フリーター・ニート(20代中心) |
| 運営会社 | 株式会社UZUZ |
| 公式サイト確認日 | 2026年7月 |
▶関連記事:UZUZ(ウズキャリ)の口コミから分かる評判
失敗しない!派遣経験者のためのエージェント選び5つのポイント
派遣経験者がエージェントを選ぶときは、未経験・第二新卒への対応力と担当者との相性が最重要です。求人数の多さは、優先順位としては後ろになります。
登録前に確認したい5つのポイント
- 派遣・第二新卒の支援実績が公式サイトに書かれているか
- 未経験歓迎求人の比率が高いか
- 残業や休日の実態を数字で答えてくれるか
- 「ゆるく働きたい」を否定せず深掘りしてくれるか
- 2〜3社に登録して比較できているか
派遣・第二新卒の支援実績が豊富か
「派遣=スキルが低い」という前提を持たず、派遣経験を評価して企業に伝えてくれるかが分かれ目です。公式サイトに第二新卒・既卒・フリーター対応の記載があるかを確認しましょう。
今回紹介した5社は、いずれも20代・未経験層の支援を主軸に据えています。逆に経験者向けの専門特化エージェントを選ぶと、紹介できる求人がないと言われやすくなります。
未経験OK求人の比率が高いか
派遣から正社員を目指す場合、職種や業界が未経験になるケースは珍しくありません。未経験歓迎求人の比率が高いほど、選べる範囲が広がります。
求人票で必ず確認したい落とし穴
- 雇用形態が「正社員」でも、勤務先が派遣先・客先常駐になっていないか
- 試用期間中の雇用形態や条件が本採用と違わないか
- 年間休日と休日の内訳(土日か、シフトか)が一致しているか
私自身、正社員として入社したはずが、実際には派遣先で働く形だったことがあります。雇用形態だけで判断しないのは、経験から強くおすすめしたい点です。
ワークライフバランスの実態に詳しいか
ゆるい正社員を探すなら、残業時間・有給取得率・離職率を把握しているエージェントを選ぶ必要があります。初回面談で「残業の実態を教えてもらえますか」と聞き、具体的な数字が返るかを見ましょう。
答えが「企業によります」で止まる場合、その担当者は企業と深くやり取りできていない可能性があります。
担当者が本音を受け止めてくれるか
「ゆるく働きたい」という希望を否定せず、どんな働き方が理想かを掘り下げてくれる担当者が理想です。頭ごなしに「その条件では厳しい」と言われたら、相性を疑って構いません。
ただし、担当者が合わないことと、サービス自体が合わないことは別問題です。まずは担当者変更を申し出てみましょう。
複数社に登録して比較する
エージェントは2〜3社に登録するのが定番です。各社で保有求人が異なるため、1社では出会えない案件にも届きます。
一方で、登録しすぎると連絡や応募状況の管理が追いつきません。最初は3社までに抑えるのが現実的です。
▶関連記事:転職エージェントの複数登録とベストな組み合わせ
転職エージェント登録から内定までの流れ
登録から内定までは、平均して1〜2か月ほどが目安です。何が起きるか分かっていれば、余計な不安を抱えずに進められます。
- STEP1:公式サイトから無料登録
希望職種・エリア・簡単な経歴を入力します。5分ほどで完了し、費用は発生しません。 - STEP2:キャリアアドバイザーとの面談
電話またはオンラインで経歴と希望条件を伝えます。ここで本音を出せるかが、その後の紹介求人を左右します。 - STEP3:求人紹介・書類対策
紹介された求人から応募先を決め、職務経歴書の添削と面接対策を受けます。 - STEP4:選考・内定・条件交渉
面接日程の調整や、内定後の年収・入社日の交渉も担当者が代行します。


転職エージェントを最大限に活かす3つのコツ
同じサービスを使っても、伝え方しだいで紹介される求人は変わります。ここでは、面談前後にできる3つの工夫を紹介します。
「ゆるく働く」を数字に言い換えてから登録する
「ゆるく働きたい」だけでは、担当者も求人を絞り込めません。面談前に条件を数字で決めておくと、希望が正確に伝わります。
面談前に決めておきたい条件
- 残業:月何時間以内までなら許容できるか
- 休日:年間何日以上か、土日固定が必要か
- 通勤:ドアツードアで何分以内か
- 働く場所:客先常駐や派遣先勤務が含まれてよいか
- 給与:手取り何万円以上が下限か
このリストを初回面談で提示すると、担当者は求める職場像を把握しやすくなります。結果として、的外れな求人を紹介されるリスクが下がります。
最初から正直に本音を話す
「わがままと思われるかも」と遠慮する必要はありません。隠すほどミスマッチな求人が集まり、選考が進んでから断ることになります。
派遣時代に感じた不満も、そのまま伝えて構いません。避けたい条件がはっきりしているほど、求人の絞り込みは早く進みます。
担当者と合わなければ変更を依頼する
複数の転職サービスを使って感じたのは、担当者によって提案内容にも相性にも差があるということです。合わないまま進めるより、早めに変更を頼むほうが結果的に近道になります。


▶関連記事:転職エージェントに断られた原因と対処法
転職エージェントの利用で不安に感じやすい2つのこと
登録前に多いのが、勧誘と費用に関する不安です。ここを解消しておくと、最初の一歩を踏み出しやすくなります。
無理な勧誘をされないか
希望に合わない求人は「今回は見送ります」と伝えて問題ありません。応募を強制される仕組みではなく、断ったことで支援が打ち切られることも通常はありません。
確認した口コミでは、連絡の頻度に対する不満は一定数見られました。一方で、意思表示すれば対応してもらえたという声も同程度に見られます。
気になる場合は、初回面談で連絡手段と頻度の希望を先に伝えておきましょう。複数社に登録するときほど、この一言が効いてきます。
本当に無料で使えるのか
転職エージェントの利用に料金はかかりません。企業側が採用成功報酬を支払う仕組みのため、求職者の負担は発生しない設計です。
相談だけで終わっても費用は発生しません。まずは情報収集のつもりで面談を受けても問題ありません。
登録・相談は無料。複数比較した方が条件の良い求人に当たりやすいです。
※相談だけでもOKです。
「ゆるい正社員」への希望を面接でポジティブに伝えるコツ
「ゆるく働きたい」は、「長く続けたい」に置き換えると印象が変わります。同じ希望でも、企業が受け取る意味がまったく違うためです。
面接でそのまま口にすると、意欲が低いと受け取られる可能性があります。以下の言い換えを準備しておきましょう。
面接で使える言い換え例
- 「残業は少ない方がいい」→「長期的に貢献できる環境で働きたい」
- 「有給をしっかり取りたい」→「休みを計画的に取り、成果の質を保ちたい」
- 「プレッシャーが少ない職場がいい」→「着実に成果を積み上げるペースを大切にしたい」
- 「転職を繰り返したくない」→「腰を据えて一つの会社で経験を深めたい」
言い換えは、嘘をつくことではありません。同じ希望を、企業が判断しやすい言葉に翻訳する作業です。
この翻訳は、エージェントの担当者が最も得意とする領域です。模擬面接の場で遠慮なく相談しましょう。
よくある質問(FAQ)
派遣経験しかなくても転職エージェントは使えますか?
使えます。今回紹介した5社は、正社員経験が少ない人の支援を主軸にしているためです。登録に職歴の制限はなく、費用もかかりません。
無期雇用派遣から正社員を目指す場合も同じ進め方でいいですか?
基本的な進め方は同じです。ただし退職時期の調整が有期契約と異なるため、面談時に契約形態を正確に伝えてください。就業規則で定められた退職申し出の期限を、先に確認しておくと安心です。
派遣先での正社員登用を待つのと、転職エージェントを使うのはどちらがいいですか?
ゆるい職場に移りたいなら、エージェントを使うほうが選択肢は広がります。正社員登用は今の職場環境が前提になるため、その職場自体が希望に合っていない場合は解決しません。
複数のエージェントに同時登録すると企業側にバレませんか?
同じ企業に別々のエージェント経由で応募しない限り、問題は起きません。重複応募を避けるため、応募済みの企業名は各社に伝えておきましょう。
面談で「ゆるく働きたい」と伝えても大丈夫ですか?
大丈夫です。むしろ数字で伝えるほど担当者は動きやすくなります。「残業月20時間以内・年間休日120日以上」のように、条件を言語化してから面談に臨みましょう。
まとめ:派遣から正社員へ、エージェントを比較材料として使おう
この記事の要点
- ゆるい正社員の条件は求人票に出ないため、確認役としてエージェントを使う
- 迷ったら第二新卒エージェントneo・就職カレッジ・キャリアスタートの3社が軸
- 求人の幅を広げたいならツナグバ・UZUZを4社目・5社目として足す
- 「ゆるく働きたい」は数字に言い換えてから面談に臨む
- 公開されている実績は、集計期間と対象まで確認して判断する
私は派遣から正社員になりましたが、それで悩みがすべて消えたわけではありません。それでも、条件を言語化してから動いた分だけ、選べる範囲は確実に広がりました。
まずは1社、担当者に話を聞いてもらうところから始めてみてください。
登録・相談は無料。複数比較した方が条件の良い求人に当たりやすいです。
※相談だけでもOKです。



